OGK:オージーケー技研株式会社採用サイト

先輩社員インタビュー

好奇心を力に、新しいものづくりを日本で

2024年入社L.J.

  • グローバル人材
  • 中途入社
  • 理系出身
  • 男性

転職を考えたきっかけや、OGKを選んだ理由を教えてください。

日本を選んだのは、日本への憧れがあったからです。もともと姉がアニメ好きでよく観ていた影響で、私自身も自然とアニメが好きになりました。そこから日本の文化にも関心を持つようになり、次第に「いつか日本で暮らしてみたい」という思いが強くなっていったんです。
大学時代には日本への進学留学も考えましたが、コロナ禍で中国がロックダウンされた影響もあり、最終的には就職を選びました。でも、日本への憧れはずっと消えることがなくて、2年間働いた後も夢を諦めきれず、昨年ついに留学という形で日本に来ました。ですので、私にこの夢を実現する機会を与えてくれたOGKには本当に感謝しています。
OGK技研を選んだ一番の理由は、「顧客視点でものづくりをしている」という開発の姿勢でした。私自身、これまでの経験では“素材から入って開発する”というスタイルが多かったのですが、OGK技研ではまず“お客様がどう使うか”という視点から考えて、そこに技術を組み合わせていきます。このスタイルは、自分にとって新しい考え方で、とても刺激を受けましたし、そこに大きな魅力を感じました。

大学で学んだ理系の専門知識は、OGKでの現在の仕事にどのように役立っていますか?

大学では、分子レベルでの材料の構造や、その構造がどのように機能に影響するのかといった“構造メカニズム”について研究していました。そうした知識は、現在の業務でも特に材料の選定や、製品の性能を分析する場面で活かされています。たとえば、「この素材を使うことで、どのような特性が得られるのか」といった視点で考えるとき、大学での学びが土台になっていると感じますね。

技術開発の仕事をする上で、大切にしている考え方や姿勢はありますか?

私が技術開発の仕事で一番大切だと考えているのは“好奇心”です。開発者にとって、好奇心はすべての出発点。未知のものに対して「なぜ?」「どうしてこうなるの?」と思える気持ちが、新しいものを生み出す原動力になると思っています。
大学院のころから、私はずっとこの“好奇心”をモチベーションにしてきました。今の仕事でも、たとえば、より良い製品にするにはどんな原料を使えばいいのか、といったことを日々考えながら、新しいものを試して、そこから何かを発見できたときはとてもワクワクします。もちろん、実際に採用されるものは少なくて、ボツになることも多いですが、それでも「気になるな、面白いな」と思えることを追いかけていけるのが、この仕事の魅力です。
常にアンテナを張って、世の中にどんな製品や素材があるのかを調べたり、市場を観察したりして、そこからヒントを得るようにしています。そうした日々の積み重ねが、新しい開発につながっていくと思います。

今後、OGKで取り組んでいきたいことや、身につけたいスキル・力があれば教えてください。

将来的には、既存製品の技術改良だけでなく、新しい技術の開発にもチャレンジしていきたいと考えています。
OGK技研には、原料を成形機で加工するという独自のノウハウがありますが、その枠にとらわれず、新しい技術を開拓することで、会社としてさらに成長できるのではないかと思っています。
まずは、製品改良についてしっかりとした意見が言えるようになることが、入社したばかりの私にとっての第一の目標です。その目標に向けて、語学力の向上にも日々励んでいます。

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